6/4(土)にアップした「バルサラの破産確率」計算用Excelで計算して得た気づき3点を共有します。(ネット上でよく見る「安全ライン=破産確率1%程度以下」という前提です。)
①②は、損切ラインを大きくしてトレードすれば偶然の連敗で資金が底をつく危険が増すという当たり前のことですが、具体的な数値を見てみるとなかなか怖いものがあります。トレード収支が今はプラスでも、勝率/リスクリワード比/損切幅の取り方によっては非常に破産の危険が高いトレードになってしまっている場合がある、ということですね。
特に、損切ラインが資金の5%か10%か20%かでは、リスクリワード比と勝率が同じでも破産確率が段違いに上がっていくので、不用意に損切ラインを5%より大きくしてトレードするのは危険ということがよく分かりました。
③は、リスクリワード比より勝率重視でトレードする私のようなタイプの方が注意すべきポイントかと思います。
以下、気付き3点。
①損益比(リスクリワード比)が同じでも、損切ラインを大きくするほど高い勝率が必要になる。
(例:損益比=1の場合、損切ラインを資金の5%以下に設定してトレードしていれば6割弱の勝率で十分だが、20%に設定してトレードしているなら勝率は7割程度ないと危険。損益比=2でも、損切ライン10%なら5割程度、20%なら6割程度の勝率が必要。)
②勝率と損益比が同じでも、損切ラインの設定で破産確率は全然変わる。
(例:損益比=1で勝率55%の場合、損切ライン5%なら破産確率1.8%だが、損切ライン10%なら破産確率は13%に、損切ライン20%なら破産確率は37%に上がる。)
③損益比<1.0でも、勝率が高ければ問題ない。ただし、破産確率が1%程度以下となることが条件。
(例: 損益比=0.8でも、勝率が6~7割程度で継続して行けるなら良い。ただし損切ラインは5%以下。)